RIO

母のRIOのレビュー・感想・評価

(1926年製作の映画)
4.5
あまりにも悲惨で直視できない

tomorrow arrived
雪が溶ける前に動き出す

解放するための石を胸に抱き
反骨の眼差しがこちらに向けられる

あんなに小さく見えた母が軍旗はためくもと行進する
雪解けの水が氷を押し分け勢いを増してゆく

あぁぁ お母様が美しい

ポチョムキンの階段シーンのような衝撃はなくても
とんでもないカットが目白押しなんです
酒場のちいこいビールジョッキみたいなグラスが可愛い

自然・祖国・人類
意味ある表情の繋ぎあわせが圧倒的だった
一気に駆け抜ける疾走感にも増して内容の充実

吹きつける風にたなびく旗に体を任せて立つ母親の姿はカッコ良かった
象徴的です


マクシム・ゴーリキー 原作「母」

監督☆フセヴォロド・プドフキン
音楽☆チーホン・フレンニコフ
脚本☆ナターン・ザルヒ
撮影☆アナトーリー・ゴロヴニャ
美術☆セルゲイ・コズロフスキー
RIO

RIO