イタリア映画でスタッフ・キャストはイタリア人。が、主人公はドイツのSSで、セリフは全てドイツ語吹替という、現代のマカロニコンバットとでもいうべき珍品。ただマカロニとは違い、国や組織を問わず命をかけた一兵士の日々をシリアスに描く。
監督、脚本、音楽、編集、出演までこなす才人(?)アレッサンドロ・ぺぺの伝えようとした意図は分かるが、「パンツァー 鋼鉄師団」と大差ない自主映画クオリティーのヘボい映像と、抑揚感のない展開に退屈になる。
「パンツァー」同様に、ミリタリーマニア供出の実車が多数登場するのが見どころか。