鍋山和弥

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルの、『A GHOST STORY』から、GHOST(幽霊)が、出てくる作品なのは、分かりますが、このような、哲学的作品とは、思わなかった。何だか、『万物の破壊と再生』のような感じで、音楽からも、それを感じますね。永遠に、存在する物などない。全ては、破壊と再生だ。そんな感じです。この主人公は、死に、幽霊となり、この地に、留まることで、この地の、未来を知り、家が失くなり、高層ビルとなったことで、絶望感を覚え、幽霊ながら、飛び降り自殺を、図ります。それにより、主人公は、過去に戻り、妻との生活を、思い出し、妻の詩が、メモしてある紙を見て、妻の詩を知り、成仏します。永遠など、無いことを知り、かつ、過去に戻り、家に帰ったことで、未練が、失くなった。きっと、そうでしょう。主人公、幽霊の視点から、現在、未来、過去を知り、万物の破壊と、再生を、体感する。正に、『A GHOST STORY(1人の幽霊の物語)』。
鍋山和弥

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