ホラー映画かと思いきや、そんなこと一切なく、ラブストーリーかと思いきや、そんなこともなかった不思議な映画。
《ネタバレのない簡単なあらすじ↓》
まず、ある夫婦が田舎町の一軒家に引っ越して来たのですが、その家では不思議な音が聞こえて来たり、突然ピアノが音を出したりなど、若干のホラーちっくなことがおきます。
話し合いの末、引越しをすることになったのですが、なんと夫は家の前の道路で交通事故で亡くなってしまいます。
ここまでで開始12分くらい。
そしてこれ以降は夫は白いシーツを被った幽霊としてしか出てきません。
最初の頃は、落ち込み何もやる気が起きない妻を心配して現世に残っていたはずなのに、妻が家から離れてしまった後は…
うーんなんとも凄い展開。
ただ、後半くらいから一気に物語が進むので、ここら辺から私はこの映画を好きになり始めました。
いやー、前半50分くらいはゆっくりまったり話が進むので、本当に睡魔との戦いです。
若干寝落ちして『あ、やべやべ…あれ？どこまで観たっけ？』となり、戻して観て、また寝て戻して観て、と繰り返してしまいました。
最初に書いたように、後半になってからの話の持っていき方が本当に面白い。
なるほど、幽霊視点で物事を見るとこうなるのか…と、新しい発見ができました。
未来から過去へ、そしてラストへ。
いやーラストシーン、私すごく好きです。
グッときましたね。
ただ、人によっては前半の退屈に耐えられないかもしれないのと、ちょっと時間軸を理解するのが難しいので、観る人を選ぶ映画かも。
ヨーロッパ映画が好きな人なら、きっと楽しめる映画だと思います！
