いやー臨場感半端ないですよ。
東日本大震災、当時中学生だった私には初めての大きな地震で「関東大震災がきてしまった…」と、教室で悲鳴をあげ泣いている友達の隣で、絶望したのを覚えています。
校庭にみんな避難している途中、先生たちの「震源は宮城らしい」という言葉を聞いて、また絶望したのも覚えています。
なんせ私の親戚が宮城に住んでいたため、ワンチャンヤバいことになっているのでは…
と心配しつつ何度も来る余震が少しおさまり家に帰ると、今度はテレビに映る津波の映像に「あ、完全に終わった…」と、全てを悟ったのも覚えています。
毎日テレビをつけると津波のことと、そして今回の映画の題材である福島原発でのニュースばかりが流れていました。
東京に住む私にとって、福島から流れてくる放射能で大変なことになるんじゃないか…
そんな不安がニュースを見ているとどんどん沸き起こっていました。
ですが、実際この映画を見て、私たちなんかよりも何倍も、もはや何百倍、何千倍、何万倍と、不安と恐怖とプレッシャーの中日本を守ってくれていた人々がいたこと。
そして、その人たちにも大事な家族がいて、その中で歯を食いしばってどうにかしようとしてくれていたことは、今作を見て初めて知りました。
いやー、それにしても本当にすごいですよ。
2時間あった？ってくらい、あまりにも引き込まれすぎて時間を忘れていました。
エンドロールで流れる当時の人々の映像や、写真は心にくるものがありました。
なんにせよ、日本人なら一度は見ておいた方がいいと思う。
