ポルりん

Darth Maul: Apprentice(原題)のポルりんのレビュー・感想・評価

Darth Maul: Apprentice(原題)(2016年製作の映画)
3.6
史上最高の「スター・ウォーズ」ファン映画!!


あらすじ

未知の惑星で、ダース・モールは自分の能力を訓練し、ダース・シディアスの下でシスの訓練を完了するために敵を研究している。
そんな中、惑星の周りの軌道に配置されたドローンは、接近する宇宙船をダース・モールに報告する。


本作はストーリーというストーリーはなく、大半がダースモールとジェダイが戦うだけである。
しかし、素晴らしい映画撮影や振り付け、演技とアクション、そして素晴らしいサウンドデザインにより「スター・ウォーズ」ファンだけでなく、「スター・ウォーズ」を未鑑賞の人でも楽しめる作品になっている。

「ファントム・メナス」のライトセーバーバトルでは、オリジナル・トリロジーより派手でテクニカルではあるものの、戦闘そのものに中身がなく、同じような動きを繰り返しているだけなので、緊張感も対してないのだが、本作のライトセーバーバトルは「ファントム・メナス」よりも視覚的に派手になっており、飽きさせないように色々な変化をつけている。
更に、戦闘そのものが意味のあるものになっており、「ファントム・メナス」とは違い、キャラクター紹介がなくともキャラクターに感情移入出来るような仕上がりになっている。

「ファントム・メナス」で一番好きなキャラクターがダース・モールであったが、本作を鑑賞して更にダース・モールを好きになる事が出来た。
制作陣のダース・モール愛が存分に伝わってくる素晴らしい作品でもあるので、漫画原作を実写化するスタッフには、是非とも本作を鑑賞してから制作に取り組んでもらいたいものだ。
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