最初から最後まで何もかもがかっこいい、抜かりない映画だった。143分と長めだったけど、観てて長いなあって思ったり、飽きたりすることも全くなかった。
ジェミョン達刑事側の人間か、ヒョンピル達詐欺師側の人間か、一体どっちの方が上手か。
なによりスケールがすごくて、圧倒された。勿論キャストも豪華だけど物語自体のスケールが大きくて、観てる間ずっとどうなるのかハラハラしながらも楽しく観れた。
みんなハマり役だったけど、特に良かったのはキム・ウビン演じるジャングン。長い間悪いことをしてたれっきとした犯罪者なんだけど、どうも憎めないという感じ。すごいチャーミングだった。
アクションシーンは少なかったものの、かっこよかったしリアルで、見応えがあった。カーアクションもすごく良かった。度々クスッと笑えるシーンもあって、重々しい雰囲気が続いたりすることがなくて見やすかった。
ジャングンがジェミョン刑事を「具体的なくそ野郎」と登録してたのとヒョンピルがピーター・キムをパティ・キムと聞き間違えたのとか笑えた。
イ・ビョンホンが出演してる映画を観たのは多分これが初めてだけど、幼い頃から母の影響で名前と顔はしっかり知ってて、なんとなく悪役を演じることはあまりないイメージがあったけど、悪役も似合ってた。
カン・ドンウォンの出演作品を観たのはこれが初めてだったけど、演技もビジュアルも良かったから他の出演作品も観てみようと思った。
ウ・ドファンのことはドラマ『偉大な誘惑者』で初めて知ったから、最近観た映画『使者/ディヴァイン・ヒューリー』でもそうだったけど、こういう心の無い根っからの悪人みたいなのを演じてるのが私からすると変な感じで、顔立ちは確かに悪役似合うんだけどなんでそんな悪役ばかり~って思ってしまった。笑