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さらば愛しきアウトローのsnatchのレビュー・感想・評価

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)
3.8
勝手なもので、老いていく俳優や監督の作品を観ると、ああ、あの時の興奮した全盛期のみなぎるパワーは失ってしまった…歳取っちゃったなあ〜とガッカリする。自分もそうなるのに何てヒドイ…私
…と思いつつ見始めたこの作品。
抗っていました!ずーっと。
この銀行強盗やり続ける老人の姿は、ロバート・レッドフォードの映画に拘り続ける立ち姿を重ねずにはいられない。
美しい映画俳優として登場、監督として名作を連打、そしてサンダンス映画祭を創った‼︎どっぷり映画に浸かった人生🎬それは楽しいに違いない🤩

作品としてもお喋りな映画ではなく黙す落ち着いたショット、観ている方は彼の頭の中、彼女の思いに巡らせます。なるほどデヴィッド・ロウリー監督だった。彼もサンダンス映画祭が生んだ才能✨拘りのフィルムもこの年代が自然に滲み出ていて、音楽も犯罪映画には真反対で主張しない。
この監督作品常連のケイシー・アフレックの犯人を追うだけの刑事で終わらない、レッドフォードの横に立ち止まってしまう彼の人間味と、シシー・スペイセクの老境に達したならではのあの優しい揺り椅子のような居心地…も素敵でした。

私は特にアフレックの住まいの赤っぽい夜半の映像とレッドフォードが馬に乗って見つめている映像が好きです。あと脱獄オンパレード集は楽し過ぎ‼︎😆

🙇‍♀️大ファンというほどではなかったのですが、レッドフォードの主演では「大統領の陰謀」が大好きです🥰
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