間々田陽紀

さらば愛しきアウトローの間々田陽紀のネタバレレビュー・内容・結末

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

※この映画はフォレストとジュエルがベランダで遠い景色を見ながら話している会話がすべてを物語っていたように思われました。2人の間で淡々と繰り広げられるセリフは本当に素敵でした。ジュエルが《わがままになっていいと思う。やりたいことがあるなら今よ》と語るセリフは重みがありましたね。

※この映画で使われている音楽が、実にオーソドックスというか昔のスクリーンミュージックを大切にする演出が施されていて素敵な仕上がりに感激しました。バックで流れるジャズの音楽が違和感なく映像に刷り込まれていて、古典的な映画作りがされていると強く感じましたね。

※フォレストが仲間たちと挑む銀行強盗が緊迫感の映像になっていて、こんな銀行強盗が繰り広げられる映画なんて今までになかったのではないでしょうか?それほど実在の犯人も何処か異質な銀行強盗だったのでしょうね。

※映画の中でタッカーの若かりし頃の写真が出て来るシーンがあるのですが、何やらロバート・レッドフォードの過去を振り返っているようで不思議な感じになりましたね。

※フォレストを追い詰める刑事役のジョンとの会話も、意味深な言葉のやり取りが素敵でしたね。フォレストが最後にまた銀行強盗をやる落ちには、なるほどと思わず納得させられましたね。それとこれってロバート・レッドフォードがまた映画に出る?かもしれないと伝えているのかもしれませんね。
間々田陽紀

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