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さらば愛しきアウトローのNerimarksのレビュー・感想・評価

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)
4.7
レッドフォードの引退作という形式的なことも記載したうえで。
クライム映画なのに、なぜか漂う安定感、安心感は名優の出演作ならでは。それにしても、レッドフォードのスーツ姿って年代別でそれぞれサマになっていて格好いい。

映画好きのおじさまから三回目ぐらいにオススメされる『スティング』で詐欺師を演じたときの恰好とか結構好みで、それを彷彿とするようなスマートな着こなしはさすが。ハンチングかぶってほしかったけど。しかし、『明日に向かって撃て!』的なハットで登場したときは、なんだかこみあげてくるものがあった。

実在した銀行強盗のお話。金庫破り的なことではなくて、どちらかいうとその人間性と、彼を追った刑事との物語。日本だとご高齢の方がジャケットをちらッとして銃を見せて「これで融資を」ってやっても、なんとかなりそう(失礼)な気がするんですが、欧米系だとご老人相手でも勝てる気がしない。
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