若者二人が近所のひとり暮らしの老人宅に忍び込み隠しカメラをつけ、実験という名のドッキリを仕掛ける。様々な仕掛けで老人の反応を楽しもうとするが、老人は驚く様子もなく、さらには不可解な行動を取りはじめて…という話。
構成が良く出来ていると感じた作品。
ただし内容は、心を抉られるような衝撃と後味の悪さを感じずにはいられない。
大筋の物語が進む中で、何回か現在進行形で行われている裁判の場面が挟まれます。
「これは何の事件の裁判なのか?」「この物語は最終的に誰がどうなってしまったのか?」と大変興味をそそられ、最後まで飽きる事なく見ることができました。
ミスリードの仕掛け方が実に巧妙です。
ラストはとてもやるせない気持ちになりました…。
様々な捉え方が出来る最後のカットも、この映画の記憶として強く印象に残ります。
