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インナー・ワーキングのRのネタバレレビュー・内容・結末

インナー・ワーキング(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画館で友人一人と鑑賞。

「モアナと伝説の海」の同時上映作品。

監督はレオナルド・マツダ。

ジョン・ラセター体制から現れ始めた同時上映の短編。

毎回、想像する者の予想を一回りも飛び越える観点の作品を提供してくれて、その度に毎回楽しみにしているのだが、今回もまたすげぇなぁ!!

なんと今回の主役は俺たち人間の内部、インナー(体内)の臓器たち!!

他の方達もあげているが、まさにピクサーの「インサイド・ヘッド」の臓器バージョン。

頑固者の脳とお調子者の心臓が主軸となって、平坦な仕事の繰り返しの男に変化を巻き起こすという話なんだけど、まぁ、相変わらず一切手抜きなしの圧倒的な才能がこれでもかと映像を通して伝わる。

インサイド・ヘッドでは少女が主人公であったが、今作では半ばブラック企業に勤めている男という点からも日本人には感情移入できる作りとも言える。

話としてはありがちと思いきや、今作の良いところは臓器の変革によって、男が仕事をやめるという選択に至らないところ。

まぁ、会社全体がパーティピーポーになるというとこは極端だと思うが、インサイド・ヘッドならぬインサイド・ボディとしてのアナザーストーリーとしても楽しめる一作。
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