真魚八重子

トルチュ島の遭難者の真魚八重子のレビュー・感想・評価

トルチュ島の遭難者(1976年製作の映画)
4.3
平凡な旅行会社の男が、不意に無人島で数週間過ごす「ロビンソン・クルーソー」企画を思いつく。現代人には至れり尽くせりな高額な旅行は、もはや珍しくないから、逆にこういうのが受けるのではと考えたのだ。
思いがけず企画が通って、旅行者たちと彼は無人島へ向かうことになる。

同僚がフケて、その弟が好奇心で代わりにやってくる。客たちは船から島へ着岸する術もなくて怒るが、同僚の弟と一人の女の子が頑張って上陸する。そこから、彼女のナレーションになる。適当。

しょうもないオチなのが、ジャック・ロジエらしくて楽しい。呑気。旅行会社の男が本気でクルーソー気分になってきて、客を束縛してダラダラ揉めるような映画。冒頭も全然関係ない話が付いている。
真魚八重子

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