Kachinori

羅生門のKachinoriのネタバレレビュー・内容・結末

羅生門(1950年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

黒澤明作品を初めて見ました。

なんか色んな人に影響を与えたすごい人らしいけど、内容としては、字幕つけないと何言ってるかよくわからないというデカすぎる欠陥を備えていました。例えるなら毛の成長速度がエグい牌パン、ハリポタでジニー押しのロリコン、ハーマイオニーをグレンジャー呼びするマクゴナガル野郎、ドビーを見た目で嫌うルッキズム至上主義のくせに牌パン野郎、あとついでに映画ドラえもんでシコる異常bereal左目潰れ公園眺め睡眠不足野郎、といったところでしょうか。
それはまさにデカすぎる欠陥と言わざるを得ませんでした。

しかし、例えとは違うところもありました。
内容が現代でも全然面白くてすばらしいところです。



具体的な感想を書いていきますね。ネタバレ注意ですよ。





この物語は、殺人事件の関係者の証言がてんでバラバラ、というあらすじですが、最後に明かされる木こりみたいなやつの証言によってようやく、それぞれの証言に隠された人間性が明らかになる、という点がストーリーとして面白すぎました。

その話を後日談として羅生門の下で話す、という構成も、芥川の小説の背景により物語に深みを持たせていました。またそれにより、ラストの、ある種希望の持てる終わりに繋がることができましたね。さすがですね。黒澤明えぐいですね。

人間ってやつは自分自身にさえ白状しねえことがたくさんあらあ

というセリフが出て来てましたが、ハッとしましたよね。ハッきりゆってハッとしました。ハッ 私も自分に嘘をついてばかりです。昨日も彼女に嘘ばっかりついてきました。でもそれを認められることが尊いことなんですね。黒澤明、ありがとう。
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