ひば

羅生門のひばのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
5.0
二次創作の境地であり弁証法であると思いました。予め決まっている点を線で自由に結ぶ、解釈違いでもめる、論破したがる人が乗っかる(論点のすり替えしかしないので建設的議論はできない)、判断基準にできる共通の常識を探り統合する。最後の話だけ劇伴がほとんどないのが話者の後ろめたさと偏りを伴う切迫感の表れなのかな。オタクとしては閉鎖空間と条件であらゆるパターンの可能性を見せてくれて楽しすぎました。あんな地形の場所で争うな。史実が欲しいんじゃない、"然り"が欲しいんじゃ。善を承認して社会は発展していく。わからないことをわからないと認めることも大事な見識だ、わたしは毎日わからんし。あんな太い木が何本も柱に使われてるのだからさぞ心身込めて作られた門なんだろうな~
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