メイデン

羅生門のメイデンのネタバレレビュー・内容・結末

羅生門(1950年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

007も公開延期になりましたので、1作目から順番に復習していた007も丁度ショーンコネリー期が終わってキリもいいので、また公開が近くなってから続きを始めようかと思います

で、羅生門
デジタル完全版にて
藪の中での事件、三者三様自分の都合の良い解釈で話始めるので噛み合わない
藪の影から一部始終見ていた杣売りの志村喬ですら全てを語らないという不思議
人は都合の悪いことは忘れて都合の良いように嘘さえ本当のように思ってしまう
杣売りが最初にわからねえわからねえと言っているのは、真実がわからねえではなくて人間という生き物がわからねえと言っているんですよね
人を信じられなくなったらこの世は地獄
子供を育てるのに6人も7人も一緒だと言って子供を引き取っていく杣売りにまだ人を信じることが出来そうだというお坊さん、このシーンはこの世の中のこれからの希望の象徴でしょうか
とまあ珍しく長々と書いた割に真相はまさに藪の中ではあるんですがね(笑
メイデン

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