Kaoric747

オン・ザ・ミルキー・ロードのKaoric747のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クストリッツァの生まれた国の背景からして、彼の映画に「戦争」というキーワードは外せないはず。だからこそ日常的な戦争の中にも、ファンタジーの要素を強くし、きれいな花嫁に派手なパーティー、表情豊かな動物のいるのどかな風景を、暗くすることなく映像にまとめられる人なのだ。しかしクストリッツァという人物を9月にライヴで目の当たりにして、この人は常に戦う道を選んできているのだろうなと思った。戦争を止めることができない世界や人間に対して、映画や音楽という形で戦いを挑み続ける、気骨のある人物である。(2017/10/18 KBCシネマ)
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