きくひめ

光州5・18のきくひめのレビュー・感想・評価

光州5・18(2007年製作の映画)
4.2
コレは、ホント惨過ぎる。
比べることじゃないかもしれないけど、戦争よりも内戦の方がもっと惨たらしいと思う。この間まで隣で暮らしてた人や友達だった人を軍に入っている(徴兵制がある国だからたまたま兵役についてる人もいるだろうし)ってだけで、上の命令で殺さなくてはならないって…こんな悲しい事って😔
"アカ”だからって理由つけてるけど、みんなただ生活してるだけで"アカ"とか考えてる人なんていないって💦軍がいきなり攻めてきて銃ぶっ放してきたら、そりゃ誰だって自分や家族守るため闘うって!
この作品、ちょうど"タクシー運転手"(この作品のミヌもタクシー運転手だけど)と同じ時代を描いた作品。"タクシー運転手"は外から見た光州事件、この作品は中からみた光州事件になってるんだね。"タクシー運転手"が乗せてきたカメラマンも外国人カメラマンも出てた。そして、1980年は軍事政権の始まりであって"1987、ある闘いの真実"まで続くって事⁈長いわ〜
やっぱり同じ歴史を繰り返さないため、そしてこの多くの犠牲者達を忘れないため、必要な作品だわ。
最後の写真が印象的。シネだけが笑っていない…事件の悲惨さ、犠牲者の多さが一枚の写真に凝縮されてて怖い😱
🇰🇷20220201#26
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