はなゲ

光州5・18のはなゲのネタバレレビュー・内容・結末

光州5・18(2007年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

光州事件を市民達の立場から描いている実話


韓国は長いことパク・チョンヒ大統領の元で軍の独裁政治を強いられており、民主化を求める者は捕えられ拷問されるなど容赦が無かった。このワルい大統領パクチョンヒが側近にやっと暗殺され、臨時的にトップに立った国民の味方チェ・ギュハは、捕えられていた人を釈放するなど民主化を後押しした。国民はここぞとばかりに民主化運動で盛り上がった(ソウルの春)しかし、悪人チョン・ドゥファンを頭にした軍部の一部勢力が軍事政権の復活を望んでおり、とんだ難癖をつけて国民の味方チェギュハを逮捕してしまった。それに加えて、光州市で特に人気のあった民主化推しの政治家で国民の味方こキムデジュンも逮捕してしまった

こんな感じの流れで、軍事政権の復活を警戒する光州大学の学生たちは、民主化を求め、政府の強権的な統治に抗議する平和的なデモを行った。当初は平和的なデモだったが、政府軍が出動し、デモ隊に対して武力行使を行ったことで事態は悪化していった。政府軍の武力行使に対抗するため、市民たちは武器を手に自衛のために立ち上がった。光州では、空挺部隊が投入され、市民への発砲などで多くの死者や行方不明者が出ている


「タクシー運転手」が外部からの目線だったのに対し、この作品は内部からの目線でより分かり易い。面白かったけど、隊長の死に方とスカーフェイス的なラストシーンがいただけない
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