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SING/シング:ネクストステージのymmtdiskのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

息子と妻に誘われて、日本語吹き替えで劇場にて鑑賞。

タイトルの通り、前作から引き続き登場しているキャラクターが「ネクストステージ」へと進むお話。
ムーンの行き当たりばったりな思いつきは相変わらず。それが序盤・中盤はハラハラしたり悪い方に転んだりしつつ、終盤はすべて良い方に転んでいくのがSINGの面白いところ。ムーンたちのショーがネクストステージに進むには、また追い詰められることが必要だと、たぶんナナもそれをわかってけしかけたんだろう(ナナはショーまでの過程を知らないだろうけど)。ラストをまかされたグンターも、きっと成長しているんだよね。
主役を降ろされたポーシャは「主役」にこだわっていたわけではない(舞台で歌いたい)ということかな。バスにも一緒に乗っているし、甘やかす父を離れることも彼女の成長のひとつか。
ところで、ジミーはなんで逮捕されたん?ムーンの殺人未遂?……まあストーリーよりも歌!歌にすべてが込められていると考える。

ムーンと内村光良、前作もそうだったけど、劇中聞いていて声は確かにウッチャンなんだけど、「ウッチャン」というイメージがジャマしないのってすごくない?
ポーシャとアイナ・ジ・エンド、とても嵌まっていて驚いた。歌唱力もすごいのな。「Girl On Fire」がサントラに収録されていないのが残念。
ミーナとMISIA、歌はもちろんすごくよかったし、歌以外の部分も不自然さが抜けたように思えた。今回は恋愛パートもあったけどそちらも微笑ましく楽しめた。
アルフォンゾとジェシー、は言うことないんだけど、オリジナルの声優がファレル・ウィリアムスなのにちょっと驚いた。
クレイと稲葉浩志、声は思ってたより違和感なかったけど歌はもう完全に稲葉さんで、喋っているクレイとはイメージがちょっと違って笑ってしまった。オリジナルの声優はU2のボノだけど、そちらはどうだったんだろう?

『SING』や『ズートピア』もそうなんだけど、こういうたくさん擬人化した動物が登場するアニメを見ると、漫画『BEASTARS』のような肉食獣・草食獣の均衡についてふと考えてしまう。
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