写真家の石川梵氏の初監督作品。巨大地震に襲われたネパール、その山岳地ラプラック村を取材したドキュメンタリー。
震災の被害に苦しむ監督による撮影はとても優しい。被写体が自然に振る舞える程、地元民と打ち解けたという事が想像するに容易くその努力には感嘆した。
メインキャラクターとして捉えた地元民もとても素朴で、自分たちの生活と比較しても何かを感じる事が出来るだろう。
監督曰く奇跡的なタイミングで良いシーンが撮れたちの事であるが、良くも人間の生と死、神への祈り、土着への視線がよてもバランスが良かった。是非、劇場で観賞するべき作品。