キャットファイトというか壮絶な憎しみを込めた女性二人の殴りあいが凄い。互いのプライドと人世をかけた血みどろな腰を据えてマジな殴りあい、膝げり、格闘家顔負け。本格的やん(;o;)。
主役のサンドラ・オーとアン・ヘッシュの二人の演技力も凄い。
とはいうものの、しかしこれは人間ドラマである。
大学時代の親友だったヴェロニカ（サンドラ・オー）とアシュリー（アン・ヘッシュ）が、偶然あるパーティーで再会する。裕福な男性と結婚したヴェロニカと、40代になっても売れない画家のアシュリーは、毒舌を交えながらも和やかに近況報告を交わす。ところが思い出話に興じるうちに抑え切れないライバル心が爆発し……。
キャットファイトな映画ではあるが、これはしっかりしたストーリーメインで自分的にとても面白かった。二人以外の登場人物も立場逆転したり、シュールな笑いありで、しっかり描かれており、まさに人世って七転八起き。こんなものかも。
ブラックコメディ的なんだけど深い根底のところは監督の戦争に対する皮肉なメッセージも込められていると思う。
アシュリーのアシスタント役の子が不思議ちゃんで好きなキャラでした。
ラストもああいう感じがとてもいい。
