このレビューはネタバレを含みます
音楽を聴けば警察に殺される。法律で音楽が禁止された世界で音楽に出会ったミズトとトキオ。
トキオは廃墟で音楽にのめり込んでいるところを警察に見つかり撲殺されてしまう。
しかしいくら死んだからとはいえ、ミズトが遺体を燃やしたことに驚いた。腐敗するのを防ぐ為だろうが。
ミズトとヒカリでたどり着いたサノバノイズ。しかしついに警察に見つかり全員射殺されてしまう。
音楽が実は好きだった警官がボス?の斎藤工を撃ったことに驚き。ついに反逆したか、と。
通りすがった子供たちに渡されたトキオの作ったテープ。
この音楽は時を超えて受け継がれていくのだろうか。
最後に望みを託したミズトの笑顔は嬉しそうだった。
映画タイトルの「サラバ静寂」はトキオの作ったテープのタイトルだった。
斎藤工のワイルドな外見にプラスして狂ってる変態ぶりが良い。サノバノイズでのシーンは、反逆した警官の耳をピアスのように付けていて狂いっぷりが分かる。
もしも世界から音楽がなくなっても、何かのきっかけで出会った音に再び人間は惹かれてしまうのだろうと思う作品だった。