バドミントン帰りのばきばきの体でルカ版サスペリア観てきました。そしたらわりと早い段階で私と同様にばきばきな人が出てきてちょっとウケました。
原版？ダリオ版？はホラーでしたがこれはホラーじゃなかったなあ。クロエが出てくるところだけホラーな雰囲気強くありました。クロエ主演のホラーがもっと観たいと思いました。
こじゃれたエンタメ作品に仕上がっていたのでルカさんの野心を感じました。けど観客は10人くらいしかいなかったです。やっぱ長すぎるんでしょうね。私も原版の監督がアルジェントさんじゃなかったら100%観てないですしね。
とはいえ退屈することなく最後まで楽しんで観れましたが(すいてたおかげで寛いで観れたこと大きい)、バドミントン帰りだったので最初のほうでちょっとうとうとしちゃいまして、博士のセリフを何個か見落としました。まずいと思い、すいてることをいいことにストレッチとかやってました。そのうちだんだん面白くなってきて引き込まれました！
原版のバレエ学校の建物は真っ赤でしたがルカ版の舞踏集団の建物は白。しかも建物がまるで立体的に描かれてなくて、道路に面した部分しか見えなくて、そこだけが白く見えてましたので隠れてる部分は黒いんだろうなという連想が働くのでおもしろかったです。なんていうか嘘くさいっていいますか。ほんとは違うのに偽ってるよね？っていいますか。まあ本作の主題のひとつでもあるのかもですが。
原版に合わせていちおう雨が降ってましたが、なんか別にって感じの雨でした。昔の映画は雨のシーンが見せ場のひとつですが、今の映画はとりあえず降ってるだけでつまらないですね。けど本作はもしかしたらあえて嘘くさい雨にしてたのかもです。
本作の唯一の不満は、2回以上みていかないと分からない作りなのに150分もあるってどうなの？ってことくらいでしたね。体感時間は100分くらいだったんで惹き込まれて観てたんですが、なんか手放しでは好きと言えない感じなんですよね…なんでか分からないけど。間違いなく嫌いじゃないし、よくできてたのに。
といいますか、サスペリアじゃなくて「フリークス怪物團」とか「ゴッドファーザーパート2」みたいでした。
ネタバレなしで書けるのはこれくらいなので、あとははコメント欄にネタバレで書きました。まだ観てない人は、ネタバレしてるんで、決してひとりではみないで下さい…(←お約束のような気がして…)
久々の劇場鑑賞、やっぱ楽しかったです。
劇場公開作を見逃し続けたせいで、「あれ見逃したんだからこれも観なくていいんじゃね？」みたいな感じでどんどん腰が重くなってましたが、いいきっかけになるかもです。ハル・ハートリーって監督の作品を見逃したのはマジで痛いですが…。
エンドロールの最後の方にエピローグがあると聞いていたので、いつもは速攻で帰るのに我慢しました。笑
