猫

彼女がその名を知らない鳥たちの猫のレビュー・感想・評価

3.9
衝撃的でした。
身体が震えます。
流石の白石和彌監督
この感覚…数年前の『凶悪』の時にも感じたように思いました。
役者さん達が(あんなヤな役を)
頑張ってました。
特に、蒼井優さん
『花とアリス』や 『ハチミツとクローバー』の
少女は何処へ?
『岸辺の旅』で
その、怖さを感じてから
どんどん、あっちの世界へ行っているのでは?と思うような役作り。
(『家族はつらいよ』は除きます・笑)
立派です。
松坂くんも、真っ逆様(笑)ですねー。
最近特に……
(いえ、一応、ほめ言葉です)

後半過ぎから
もしかしたら……?
と…黒崎の○○については、
想像通りでしたが
さすがにあのラスト(陣治の行動)は読めませんでした。
そして、最後のちょっと前に
ああいうシーンを持ってくるのが
このカントクの手腕。上手すぎです。
それまでの不快感が、涙に変わってしまう。
(それでも共感はできません)

難しいね、男ごごろって。
うまいね、
そうして彼は
彼女を自分の物にしたんだ…
と思いました。
彼女を支え続けるという
選択は無かったのかしら?
(2019.11.04に、レビューの一部を手直ししました。)

 2019.11.02 TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞
猫