ねぎおSTOPWAR

DESTINY 鎌倉ものがたりのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)
4.0
久しぶりに家族5人で映画館へ。するとタイトルは中間に落ちるわけで、自然この「DESTINY鎌倉ものがたり」に決定。

嫁さんも娘も息子ふたりも「良かったねー」と言っているので父としても「いい映画鑑賞でした」と。家族が笑顔なのはいい。
登場する人々が皆いい演技だったし、みな一様に山崎監督作品の人々っぽくて、それが良かったと思います。みんなピュアで情に厚く、必要以上に複雑ではないキャラクター。いい意味でマンガの世界から出てきた人物のように感じます。
堤さんのくだりは広げれば一本出来ちゃうんじゃんぐらいのエピソード。パーソナルな念なんですけど、映画全体で「平安時代から・・」と言っているので悠久の時の流れの中の出来事なわけで。
あまりに悠久すぎて途中エピソード過多のだるっとした感はまあ我慢。全部ストーリーに必要なものでしたから。
あと各所ちりばめられた戦闘モチーフのオブジェやお盆の絵・・。うちの小学生が気づくくらいですから広い年齢層をフォローする演出。面白かったです。なるほど骨董品好きね。
そしてきんさんはいったい何年生まれなんでしょうね。
娘は安藤さくらさんを絶賛。「奥田民生になりた・・・」とこちらと、すごい人だねえと。


さて、この映画VFXは白組さんです。
日本最高峰と言ってもいいでしょうか。
黄泉の国の外観、建物はとても頑張ったと思いますが、列車の移動、最後の茶碗コースターでの移動との合成には満足出来ませんでした。
列車と線路がまるで氷の上をすべるようにスーッと動くんですよ。茶碗コースターも揺れないんですよ。実体のある手すり部分とCGで足した部分もはっきり見える。なんか「ネバーエンディングストーリー」の合成見ている気分でした。もっと出来るはずだからもったいないと思うんですよね。
細かすぎかなあ??