男女差別がまだまだ顕で、台所と寝室にいる女が好きなんて偉そうに豪語する男達がわんさかいた70年代のアメリカ。
支払われる賞金が性別の違いだけで全然違うことに抗議して、ついに女子プロテニスを立ち上げた主人公。
現役ではないとはいえ、伝説的な男子テニスプレイヤーとの世紀の一戦で、女性の地位を確立しようとする。
実話が元になっているのだが、男女差別の話とLGBTの社会的な抑圧と、なんか、話がごっちゃになってしまって、イマイチ乗り切れなかった。
テニスに専念していたはずの主人公が、同性との浮気をしてしまい、その後ろめたさからスランプに陥る。
しかし、最後はその恋人（愛人）が駆けつけてくれたことにより、本来の自分に目覚めモヤモヤを吹っ切って、運命の試合に挑んでいく。
自分らしくあることを決意したものの強さを感じた。
まぁ、やっぱり実話ベースは感情移入できるかどうかで、当たり外れあるね。どこまで脚色してしまうかにもよるだろうけど。
エマ・ストーンは120点☆
