イチロヲ

ビッグ・バッド・ママのイチロヲのレビュー・感想・評価

ビッグ・バッド・ママ(1974年製作の映画)
4.5
マシンガン片手に逃避行を繰り広げている母娘3人組の犯罪者家族が、性格が正反対の2人の男を仲間に招き入れたことを契機にして、思いがけない軋轢に苛まれてしまう。大恐慌時代のテキサスを舞台にしている、クライム・サスペンス。ママ・シリーズ第2弾。

「肝っ玉母ちゃんが率いる犯罪者家族の逃走劇」というモチーフを前作から引き継いでいる作品。主要キャラが大幅に改変されており、2人の若い娘を養っている容姿端麗な母親が、主人公として登場する。

いわゆるひとつの「女を武器にしながら世渡りしていく系統」の物語。竹を割ったような性格の母と娘が、それぞれの立場から性の悩みと向き合って、男を惑わしたり、惑わされたりしていく。もちろん、母娘3人のヌードを拝むことも可能。

娘たちがストリップショーを見様見真似で学ぼうとするシーンと、母に誑し込まれた男が強盗に不慣れなままで現場デビューさせられるシーンが面白い。本物の車をひっくり返しているアクション・シーンも見応えがある。
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