こーねりあ

最高に素晴らしいことのこーねりあのレビュー・感想・評価

最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)
1.0
【エル・ファニング 1本目】

青年期の精神的な不安定さと自殺について真摯に向き合った作品。苦悩しながらも精一杯生きる主人公たちの姿から、生きることの価値を改めて考えさせられた。

エル・ファニングは圧倒的にかわいいし、BGMも最高。情景描写は美しいし、ストーリー展開のテンポも心地よい。その上、メッセージ性も充分。本来なら、迷わず星4以上の評価をつけている。
しかし、「自殺」というセンシティブかつデリケートな問題を扱っていることもあってか、頭で理解できても心が未だについてこない。というのが正直な感想。
"最高に素晴らしいこと"が分からずじまいの状態なのである。おそらく一度見ただけでは簡単に答えを出せないだろう。


結論、芸能人の自殺が頻繁に話題になるこの国において、全ての日本人が観ておくべき作品であることは間違いない。いま一度この作品を通して、"生きること"について自問自答してみて欲しい。


“Before I die, I want to stay awake.”

この言葉だけが頭に残って離れない。
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