このレビューはネタバレを含みます
男と女の「好き」のすれ違いを見たような気がする。
「僕」とサワコは、欲望に素直で、お互い何も言わなくてもそれがわかっている、ある意味都合のいい相手だったのだと思う。じゃれ合うのにぴったりな相手、みたいな。「僕」は永遠にサワコとじゃれていられればそれでいい。でもサワコの方は違った。やはり性別が違うからこそ生まれる思考の差なのかなと思う。サワコの方は、いずれ結婚できる相手を求めていたと思う。最終的にはすれ違うけど、一時の甘酸っぱさをとても感じられて、3人が可愛い作品。