20年前に何年か函館に住んでいたので、懐かしさもあり鑑賞。
内容は、地べたを這うような3人の三角関係を描いたもので、それ以上でも以下でもなく、本筋は1時間あれば十分な内容。
なのに上映時間が無駄に長いのは、クラブで踊るシーン、街を歩くシーン、ひいてはただ服を着るだけのシーン、ひとつひとつが上映時間を引き延ばすためのように、所作が重く、とにかく画面がノロい。
気だるさの演出だとしても、やりすぎなくらいノロい。
坂やガラス館などベタな観光地こそ映さないが、撮影場所はかなり多岐にわたり、函館を知る人からしたら嬉しいだろうとは思うが、それ以外の人には果たして響くだろうか。
映画終了後、ぴあの人に鑑賞後の点数アンケートをとられたが、周りは60点とかその辺を苦い顔で語っていた。私も50点と答えた。
とにかく中身がない、雰囲気だけの映画。これに尽きる。