ままよよ

きみの鳥はうたえるのままよよのネタバレレビュー・内容・結末

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

罪悪感満載の盛大な昼寝を終えて、新宿へ。
直前にマルイでワンピース買ったら店員に「映画なに観るんですかぁ?」と聞かれめんどくさかったので「あー…洋画です」とテキトーに答えてしまった。洋画ぜんぜん観ないくせに。「もうすぐあれやりますよね、なんとかの恋人、エンジェル?ちょっと観たいんですよね」「はぁ〜分かんないです」でも武蔵野館行ったらほんとにポスターあったので、あ、これがあの店員の言ってた作品か、と妙に納得。どうでもいい話。

前に『少女邂逅』を観たとき予告編みて、なんとなく気にはなっていたものの積極的に観る予定はなかったのが、けっこう高評価っぽいからやっぱり観てみよか、て感じのモチベーション。あと染谷は割と好きなので。ソメタニだったかソメヤだったか未だに迷うけど。エモトだったかエノモトだったかも。今回キャストがぜんぶアルファベット表記されてたのでありがたかった(笑)。やっぱりきみはソメタニくんでしたか。
劇場は8割方埋まってたな。でも両隣空いてたからラッキー。クツ脱いで体操座りしたりしながら(おい)のんびり鑑賞できました。

全体としての感想…え、ここで終わるん!?てとこかしら。…あのね、期待してたのはね、げすい言い方すると、「3Pのなにが悪い!」てお話だったのね。もしくは「スワッピングのなにが悪い!」(変わんねーよ)。けっきょくどっちかを選ばなきゃいけないエンドだったのがどうも好みじゃない。「僕」はシズオもサチコもどっちもを同じくらい愛してると思ってたのに。だから最後にサチコが打ち明けてすんなり納得した様子を見せたときは「うん、そうだよね、きみはそういう人間だよね」て安心して構えてたのに。なんでサチコが戻ってくるのを待つの?なんでサチコを追いかけるの?ごめん、わたしの期待してた「僕」はそうじゃなかった。何ものにも執着しない、でもちゃんと愛はある。そんな風でいて欲しかった。サチコとの出会いで人並みになれた、成長できた、ということなのか。まぁそうなんだろうけど。
カメラワークがなんだか独特でしたね。バストアップ以上のヨリで1人を狙い続けるかたち。3人でいてもずっと誰かひとりにフォーカスしてるから、全体が分かりづらい。どんな場所か、どんな位置関係か、広く見たいのにむむむ…とちょっとフラストレーションが(笑)。

細かい感想。
男ふたり暮らしの割に部屋かわいいわね!二段ベッドとかポットとか。あと、なんで口琴?シズオの趣味?
部屋の隅っこで体操座りして本めくるシズオ可愛すぎか!ボサ髪で大雑把な佑との対比もあって、よけいに染谷がうぶでピュアで透明感ある感じに見えたんだよなぁ。かわいい。
ヒロインのサチコは知らない役者さんだったのだけど、夏菜系の美人でしたね。横顔がきれい。脱いだとき、細すぎない体型がえろすでした。あとブラの着け方そっち派なんだ〜とか思った(笑)。
店長は意外にいい人でしたね。離婚してたってことは不倫でもないし、サチコに別れ切り出されてもごねなかったみたいだし。部下にも寛大で面倒見が良いときたもんだ、かなり出来た人間やん。モリグチさんは最初の印象どおり小悪党でしたが(笑)。
サチコがテーブルに突っ伏して本読んでた喫茶店、カップとかおしゃれで素敵。行ってみたい。
カラオケのシーン、サチコめちゃ歌上手いな!って。あれ、この人歌手なんだっけ?あんなに上手く歌えたら楽しいだろうなぁ。
そうそう、クラブのシーン長すぎ!ラップこんなにきちんと聞かせるんだ!?なぜに!?ああいう場に馴染みのない人間なもんで、サッサとお家帰ろうよ…とか思いながら観てた(笑)。
モノローグ等によるとひと夏の物語らしいんだけど、どうも夏って感じがしなかったなぁ。天気悪いシーンが多いから?肌寒い雰囲気がしたなぁ。函館だからかしら。

役者の演技はもちろん満点だし飽きずに観てられたけど、どうも決着が好みでなかったかなぁ。
タイトルの意味解らず仕舞いだったので、解説漁るね!
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