なんなん?
マジでなんなん?
と思いながら見る映画でした。
はじめはタイトルと「招かれざる客」がやってくる展開から
母親になることの寓話なのかなと思って見てましたが、
ここまでいろいろひっくるめた母性の話になるとは思わなかったし、
男性がこういう作品を描くのかという面白さがあった。
そういやブラックスワンの作者なんだから、
同じラインで考えられる話ではある。
最終的に母性にすがって何度も何度も過ちを繰り返す人類(あるいは男性性)に対し、
なんで母親だけが神格化されて耐えねばならぬのかという話になり、
本当に救いのないラストなのに
ここまで突き抜けてくると笑ってしまう。
ハビエルバルデムのおとぼけ演技と
最後のいや〜な笑い方が最高なんだけど、
終始納得いかないし、終始苦痛しかない
ジェニファーローレンスの精神面すら気になる作品でした。
本当に嫌な気分になるけど、
嫌いじゃないわ〜な作品でした。