ちょっとした縁があって観賞したけれど、
日本人が監督したフィリピンを舞台とした作品。
こういう一国が抱える社会問題を他国の人間が監督して描くっていうのはなかなかチャレンジだと思うんだけど、
今作に関しては少なくとも余所者として見る分には非常にいいバランスだと感じました。
修道院の息苦しさに対して、子どもたちだけの世界には映り込んでくる海。
しかしながらブランカがこだわってきたことと、
実際に選ぶ道は街の中なんだな。
正直、孤児院に行くわって終わり方なら興醒めだし、
たぶんフィリピンの現状にあってはこれが現実なんだろうな。
緩めな展開ながらも、素敵な話。