グローバル(「世界」側)な視点
「問題作」とは言うとりますが、ここに作家の「狂気」は無いと思うんだよね~(まあ監督のパーソナルな映画だとすれば狂気かもだが…)
この映画は世界を構成する事象を、監督の冷静(冷徹)な目線と理屈…どこまでも「正気」で描いている気がする(勿論世間の方が狂ってたら「正気」こそが「狂気」に見えちまうが。)
ノワール界隈で聞いた表現だが「デッサンが狂っているのではない。狂った世界を正確にデッサンしている。」ってやつ
「宗教」っていう「嘘」を共有することで成り立ってる社会にとっては、「正しいこと」を言うことは「大問題」なのね
リアリティを無視した不条理劇は「寓話」である証拠だろうが、寓話ならばそこには「教訓」がある
「創られた」のでも、「進化」したのでも無く
何処からともなく「やって来て」
土足で家を「踏み荒らし」
いつまで経っても「立ち去らない」
「何回やっても」そうなった
…やっぱり要らねえわ
「俺たち」