藤沢裕弥

ハウス・ジャック・ビルトの藤沢裕弥のネタバレレビュー・内容・結末

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

1.殺人、建設、の始まり
2.血が残ってないか気にしてしまう癖
3.家族
4.恋人
5.家の完成
エピローグ 地獄に堕ちる

ジャックは、人に対して大きな愛情、親切心があったと思う。1の女性を車に乗せて鍛冶屋に連れて行く。2の女性は首を絞めた後に枕を置いてあげたりお茶を飲ませてあげたりした。3では、子供に銃を教えてたり、無駄な殺生をしないことを教える。4の女性、シンプルには病んでいる彼女に優しく寄り添った。
その反面、殺人をアート作品として作ってしまう。死体は作品の素材である。

家を作っては壊して行く。木やコンクリートなどの素材では満足できなかったのだろう。最高の素材、死体を使って家を完成させる。

冷凍庫はアトリエ。開かない扉を開けたことが、この話、ジャックの終わり。(ヴァージが地獄に導く)

赤いものを持ってる人がターゲットだったのかな?


感想
もう一回観たいくらいおもしろかった!
ジャックが作品を作っていくところが、観ていてワクワクした。まだまだ作品を作って欲しかった。
5のフルメタルジャケット弾をわざわざ取りに行くあたりとても良かった。作品への執着が素晴らしい。ラース・フォン・トリアーはジャックという殺人鬼という形で、自分を表現したのではないか。
個人的には、ジャックは地獄の底に落ちないで欲しかったな。
藤沢裕弥

藤沢裕弥