ごんチキン

ハウス・ジャック・ビルトのごんチキンのレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.4
明けましておめでとうございます〜っ!!🌅
去年はFilmarksを始めた年になり、たくさんの方にレビューを読んでもらい嬉しかったです(*´∇`*)
2020年も頑張っていきましょう🎉
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"新年一発目の作品"は「カンヌ国際映画祭で100人が途中退出した」と話題になった本作です!
絶対に新年に観るものではない…🤣

幼い頃から建築家を目指す技師 ジャック。彼は"殺人=アート"と捉え、12年で60人を殺害したシリアルキラーだった。ジャックは聞き手の男 ヴァージに、自身の"5つの殺人"を語り始めるというストーリー

第一感想は、この雰囲気で2時間半は長いですね笑笑
というのも、グロいからではなく、すごく静かな作品だったからです…
うわー!ギャー!という悲鳴は少なく、ジャックも派手な殺人はしないので、夜に見ると眠くなります😴
DVDが英語のみだったからなおさら…笑

「不快になる」という声が多いようですが、僕はずっっと理解不能でした🤔
不快に感じることもできないくらいの理解不能…こんなかんじで、観る人のほとんどがジャックに感情移入はできないと思います笑💦
下手なウソをついたり、急に怒ったり、殺人を肯定化したり…心理描写を汲み取ろうとしても理解できないようすは、人間ではない"別の生き物"に見えました

そして、たくさんのアート作品(絵画、建築など)が出てくるので、それらの知識が豊富な人ほど、本作をおもしろく感じると思います!
わらべうた「ジャックが建てた家」やヴァージの正体、"キュビズム"や"グレン・グールド"、ラストも『ダンテの小舟』を知っていると、より本作の深みがわかりますね…
ちなみに、僕はすべてわからなかったので最後まで理解不能で終わりました(^◇^;)

ふつうの人が観ると「は?」という感じで終わってしまう本作…芸術の専門用語がたくさん出てきて難解です
けれど、多くの芸術家は、ジャックのような"常人には理解しがたい闇"を持っているのかも😨
ゴッホは自分の耳を切り、伊藤若冲は何時間も鶏だけを見つめ、モーツァルトは『俺の尻を舐めろ』という曲を作り上げた…
病気の人もいるかと思いますが、まさに「天性の才能と度を超えた狂気は紙一重」ということをジャックに教えてもらえる作品でした(ー ー;)

なので、この映画は理解できないのが正解です😅

※あんな序盤にユマサーマンを使って、しかも名前すらない役だなんて…トリアー監督贅沢すぎるでしょっ笑💦
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