蜘蛛マン

ハウス・ジャック・ビルトの蜘蛛マンのレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
4.1
真っ当な倫理観に基づいて真っ当な社会的生活を営んでいくことに特に不満はないしそれはそれでそこそこ幸せだと思うんだけれど、それだけだと、やっぱり精神的な何かが緩慢に腐っていっているような気がしてしまうんですよね。
そんないかにもな現代人的厭世観に刺激を注入するのに、この監督の作品は正にぴったりであると思う。
本作はメランコリアほどの傑作感はないけど、ちょとした脱社会的気分にさせてくれる、そこそこ厭な感じの佳作です。
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