とんかつ

オールド・ボーイのとんかつのレビュー・感想・評価

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)
4.5
このパケで愛の物語だとは思ってなかった。
ラストの笑顔が複雑な表情で印象的。安心と憎しみと虚しさと。

復讐に燃える様は、スタイリッシュな上にカオスな男臭いカッコよさと滑稽さを感じたが、終盤は原動力が愛になり心に迫る演技に胸打たれる。
この流れがもう、求めているもの全て兼ね備えてる。

映像がカッコよすぎる。突然消えるデス、監禁部屋の廊下でのアクション、ミドの部屋、ダム、エレベーター、雪山。全部のシーンが画になる。もしかしたら韓国映画ってカッコイイのかも。

ウジン、復讐に生きるとサイコになれるんだな。復讐方法の発想がまるでサイコ。真実を知った時はギャーってなった。
悲劇からの憎しみを原動力にここまでやれるもんなのかな、考えちゃう。でもラストだけは大いに納得できる。みんなキャラがハッキリしてていいな。
あとウジン色気ありすぎるな。この俳優さん、ずるい。ずるい顔してる。

「生きる権利はあるんじゃないですか?」
うんうんうん、あるよあるよ🥹これから泣く時は1人じゃなくて2人なんだし。胸を張れなくても、人は生きていくんだな。
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