初見時、中学生の自分にとってはストーリーも映像も苛烈極まりなく、マシマシの美学に酔わされた。二郎を初めて食べた時のような衝撃。つまり夢中で食うが、美味いのかどうかは実際のトコロ自分でも良く分からない感じ。
キャラ造形やバイオレンスシーンの外連味はまさしく劇画的。終盤のガチャガチャはほとんど忘れてしまってるが、中盤のチェ・ミンシクのオナニーシーンがやけに印象に残ってる。歌番組を見ながら試みるのだが、オカズ歌手のパフォーマンスはワンコーラスのみで、完了する前に終わってしまい、ミンシクが下裸のままテレビにブチ切れるという……大元が荒唐無稽な映画だけど、合間にそういう繊細な(?)ゲス描写もキッチリ入れ込んでくる気合いがアツい。