回想シーンでご飯3杯いける

失われた時間 〜被偷走的那五年〜の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

2.0
交通事故で意識を失っていた女性が目覚めると、新婚旅行後の5年間の記憶が失われ、周囲から既に離婚しているという事実を知らされる。空白の5年間に何があったのかを、優しいタッチで紐解いていくラブストーリーだ。

Filmarksでは中国の作品として登録されているが、実際は台湾の作品であると思われる。回想シーンの描き方が上手い台湾映画なので、冒頭の病院のシーンから新婚旅行の夜を回想する辺りは、とても美しい映像が続く。新婚カップルを演じる2人も爽やかで、作品のテイストにぴったりだ。

しかし、ただでさえ映画では禁じ手とされる交通事故と記憶喪失の組み合わせ。更に後半で、、、、は、いくら何でもやり過ぎだ。「泣ける」為なら何でもOKというわけではない。終盤は妙に冷めた感じで観てしまった。