ぎゅう

ゆれる人魚のぎゅうのレビュー・感想・評価

ゆれる人魚(2015年製作の映画)
4.5
キュートでポップでエログロ
でもちょっぴり切ないラブストーリー。

ストーリーの軸はアンデルセンの人魚姫をなぞってるけど、

姉妹の人魚にフォーカスしてるとことや
人を食べるっていうちょっと安心できない設定や、
ストリッパー、
ポーランドの綺麗な歌声と映像のセンスの良さと、
登場人物の色気、
っていうスパイスがいい感じにブレンドされていて、
少々中だるみはあったものの、最後まで楽しめる作品。

シェイプ・オブ・ウォーターよりも、
半魚のなまなましさと人間らしさ、
人間関係のどろどろ具合、
がリアルなようで好きかもしれない。

ゴールデンのヨーロッパの逸話にでてくる、人を惑わして殺す恐ろしくも美しい妖艶な人魚らしさと、
シルバーの恋する乙女のピュアなチャーミングさが、
対照的ででもどっちもとってもよかった。

また途中ででてくる歌の歌詞も、
ラストを予感させる悲しさが漂っていて、
なんだか昔の恋を思い出しました。
ぎゅう

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