キュートでポップでエログロ
でもちょっぴり切ないラブストーリー。
ストーリーの軸はアンデルセンの人魚姫をなぞってるけど、
姉妹の人魚にフォーカスしてるとことや
人を食べるっていうちょっと安心できない設定や、
ストリッパー、
ポーランドの綺麗な歌声と映像のセンスの良さと、
登場人物の色気、
っていうスパイスがいい感じにブレンドされていて、
少々中だるみはあったものの、最後まで楽しめる作品。
シェイプ・オブ・ウォーターよりも、
半魚のなまなましさと人間らしさ、
人間関係のどろどろ具合、
がリアルなようで好きかもしれない。
ゴールデンのヨーロッパの逸話にでてくる、人を惑わして殺す恐ろしくも美しい妖艶な人魚らしさと、
シルバーの恋する乙女のピュアなチャーミングさが、
対照的ででもどっちもとってもよかった。
また途中ででてくる歌の歌詞も、
ラストを予感させる悲しさが漂っていて、
なんだか昔の恋を思い出しました。