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赤線地帯のchicaのレビュー・感想・評価

赤線地帯(1956年製作の映画)
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今のところ群像劇ではナンバーワンの映画だな

「夢の里」で働いてる女たちそれぞれのエピソードが濃い。冒頭からの売春規制、金の問題、名誉の問題…

身一つで稼いで必死で生きていても、どうしても人生が狂ってしまう女性たちの話。

見た後やるせない気持ちになるけれど、だからといって「彼女たちのようにはなりたくないな」とは思わないし、思えない。
作る側はあえて観客にそう感じさせる作り方をしていたと思う。

彼女たちの苦悩を身近に感じさせる映画だった。すっごくよかった。
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