青二歳

赤線地帯の青二歳のレビュー・感想・評価

赤線地帯(1956年製作の映画)
5.0
【祝!若尾文子映画祭】再レビュー
トークショーにて若尾文子曰く、「お前のその鼻がいけない。素直すぎる」と、数日越しのダメだしの末の溝口健二弁。…いやこれ言われたら腹立つわな…。彼女の通った鼻筋を見て素直すぎると評するとは溝口健二も男なんだな。
ともあれ、その素直なお鼻を克服してしっかりしたたかになった我らが若尾文子を堪能することにします。

京マチ子がスレた少女役。若尾文子が手練れのベテラン。木暮美千代がやつれた人妻。このキャストはかなり勇断だったのでは!結果素晴らしいのですけれどね。このキャスティングの中で数日越しのダメだしか…おそろしい。
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