えみ

ビブリア古書堂の事件手帖のえみのネタバレレビュー・内容・結末

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

実写化の悪いところがこれでもかと出てしまっていた気がする。
映画を作った人が悪いというんじゃなくて、この作品があまりに実写向きじゃない上にキャスティングも悪い巡り合わせになってしまった。

まずストーリーは基本的に実写で観ると本当にキツい不愉快っぷり。
これ原作とかけ離れてるわけじゃないのになんでこんなに酷く見えてしまうんだろう。文章では描写の強弱があるからさらっと流せてた部分が、実写だとどうしても流せないんだろうなー

DV婆さんとボンボンとの過去の不倫を見せられるのは本当にキツいし
女目当てでバイトに入って「俺が守る!」って言ったのに貴重品を即奪われてからの逆ギレとかする主人公もキツいし
そもそも栞子自体も原作からして人格に問題がある女性として描かれてるから…

文豪気取りで中身空っぽの顔だけ不倫相手に東出を使うのはもう一種の未来予知だと思う。演技も下手だからまた「顔だけ」感が凄い。
不倫騒動前の作品なのでキャスティングに意図は無いんだろうけど、それにしても今現在だとここまでクリティカルになったのは不運としか…
逆に騒動後にこの役やってくれたらちょっと見直すけどね。

栞子も表紙のイメージ+剛力でのバッシングからの黒木華は受け入れがたい人の方が多いだろうなー
コミュ障で本の事になると周りが見えなくなるって人物像からするとむしろピッタリの配役だと思うし、黒木華の演技には全く文句は無いです。
えみ

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