ミミズ式SGキネマ倶楽部

96時間のミミズ式SGキネマ倶楽部のレビュー・感想・評価

96時間(2008年製作の映画)
3.5
リーアム兄さんことリーアム・ニーソンがまた子供の為に奮闘する映画。しかし彼の顔立ちは本当に子供思いの顔してますね。監督は「トランスポーター」のピエール・モレル。トランスポーターの時もそうでしたが彼は迫力あるカーチェイスシーンを描きますねぇ。本作でもそれは健在でした。

 元政府の人間がそのテクニックを使って無双する映画は数ありますが、冒頭の娘が拉致されるシーンでの主人公ブライアンの指示が的確で新鮮味がありました。それ以外は普通のアクションですが、当時50代のリーアムニーソンがまぁキビキビ動くこと。

アクションシーンも楽しんで見ることができます。

 ただ一つ欠点を挙げるとしたら主人公が窮地に陥った時にある方法で逃れるのですが、それがご都合主義過ぎるw それまでがファンタジーながらもリアル路線で描いていた本作で急な演出に思わず笑ってしまいました。皆さんも観てみたら納得のシーンかと。

 総じて93分でストーリー展開も早く、00年代らしいキビキビとしたアクションも観れるのでオススメの作品です。ただここまで完結した作品にも関わらず後二作も作られていることが気がかりでなりません。そちらもおいおいレビューしようと思います。