もやし

エジソンズ・ゲームのもやしのレビュー・感想・評価

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)
5.0
いやめちゃくちゃ良い映画ですよ! 何で平均スコア3.4なのかは謎。
何気にあの名作「ぼくとアールと彼女のさよなら」の監督。


エジソンが電気を開発したときの話。


だが電気の技術はいとも簡単に盗まれ、よりよいものを作ろうとする会社と競争することになる。

エジソンは直流電源で他社は交流電源。
直流電源はコストはかかるが安全。交流電源はコスパは良いがオーバーパワーでリスクが高い。
エジソンは交流電源の方がコスパは良いとわかってはいたが、自分がちゃんとした交流電源の発電機を作れないがためにあらゆる手段を使って交流電源を妨害する頑固さ。


まあエジソンは聖人君子じゃないんだよーって言いたいだけの映画かと予告編とか見たら思うけど本当はそうじゃなくて、人間としてのエジソンの人生の悲哀を描いてる。


まず何年もかけて見つけた世紀の発明を盗むとは何事か!って感じだよね笑 しかも周辺を特許で固めて技術の盗難を訴えられないようにすぐに手回してるし…

でもやっぱ電気を開発されて困る人ももちろんいるわけで。
今まで総取りしてた技術が電気に取って替わられるってことだからね。そりゃ破産レベルに追い込まれる会社もあるわけで。
色々と競争社会の残酷さを見せられたなー


結果的にエジソンはいっつも損ばかりで金持ちにいつまでもなれない感あるけど、最後に登場人物達の人生振り返ってたけど全体的に見ると誰がどうってのは言えない何とも言えない後味でしたな。
エジソンは例え電気の競争で勝てなくてもそもそも電気を最初に開発したっていう偉業はいつまでも残るし、そもそも彼は天才すぎるから開発は電気だけに留まらないし。


なんか見終わった感じとしては後味は良いです。
別に皆悪人ってほどじゃないしこれぐらい普通ですよ。

歴史を知れる面白味もあるし普通にヒューマンドラマとしても感動できますよ!
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