このレビューはネタバレを含みます
車の横移動からの列車への横移動、なんか良い。
若者の希望を乗せて走るJR東京行き
挫折を抱えて帰ってくる深谷駅
オサムさん、怖えーっ
(後にオーサコさんだと知りました。ずっとオサムさんって聞こえてました)
入江監督作品には珍しく?
よく指摘されるラストの旅立ちが今回は少なかったかも。
どこにでもあるような街づくり
今後のジローは地元で何をしていくのか?
そして、その息子
今、若者の次の
次世代は、この土地をどう考え過ごして行くのだろう、と
ただ、旅立ちではないけど
今朝見た『最後のジェダイ』の影響もあるかもしれない?(たまたまスコアは同じ)
世代間への継承という形が、前に出てきた作品かもしれない。と思いました。
この作品では行き詰まりを感じるかもしれないけど
破滅というより小さな希望を繋ぐ
ささやかな光に希望を持っているんじゃないか
そんな願望を感じとりました。
どの人生も生活があって、生き残るって大変ですよ。かつ一人じゃ生きられないっていうね。
しがらみの中を生きないと。
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実は、とあるシーンでエキストラ参加しました。
ほぼ始発から終電まで費やしたあのシーン
ですが思い切りカットされていて
しかし、その大幅カットが作品の質を上げているな、と感じました正直なところ。残念ですが。
編集の時点できっと悩まれていたのでしょう。
それこそ体を傷つけるような判断だったのだろう、と
そうであって欲しいと勝手に察するばかりです。
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数年経ってこの記事も読まれないでしょうから書きますけど
現場に到着した途端、スタッフさん同士の言い争いもあったり
別のスタッフさんから「いやあ、もうご覧の通りバタバタです」言われた
映画現場に関われた良い思い出の作品です。