玉露

ジョーカーの玉露のネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

あの名作と言われるほうのダークなナイトを見ていないので「ジョーカー」を語る資格は無いのかもしれません
せっかくなので、こっちから入れればいいかな、と思ったのですが上手くいきませんでした。
だいたいが高評価なところ中途半端で、すみません。


ついてない。不運。上手くいかない。上手くできない。不憫。
憧れはあるけど、なりたいものになれない。

病気としての笑い
苦しそうな悲しそうな笑い

明かされる生い立ち、環境

これは「ジョーカー」への成り立ちを、ずっと見せられているのか
そんな理由は無くても良いのにと、個人的に思いつつ
実はどう見ていいのか、わからず
なんか手の爪が小さくてかわいいなあ、ばかり思って見てました。

これは心理的に直視するのが怖いから、正面から受け止めたくないとか、そういうことなのかしら。共感?うーむ
真剣に見たら自分もジョーカーになってしまうかもの恐怖?
銃を渡されたら、やはり発砲してしまうのだろうか

みんなが、それぞれ感じている格差や不満
それぞれ抱えている悩み
仮面を付けて匿名になったジョーカーたちが暴れ始める。

で?

なんなんだ。

祭りのように時には発散は必要だと思うけど
ただ暴れてどうするんだ

それを離れて見ながら、またやってるよ
みたいなスタンスにもなりたくないのだけど、それが一種の表現で主張になるのか

だからといって社会の仕組みや経済の中にいる世界はそう簡単には変わらない。

さらに圧倒的な武力や暴力に抑え込まれるだけではないのか

誰かが散らかしたら、また誰かが片付けなくてないけないのに

あの「ジョーカー」をカリスマに持ち上げた仮面を被ったジョーカーたちが今後も伝染していくのかしら

地下でのショー、なんであんな映像残してあるのか、新しい才能を見つけるため?
70年代のことは知らないけれど
面白くないを面白がる、晒して笑い者にする感じは、最近の感覚ぽいような気がしました。

私の場合は、みんなで暴れるより
一人で消えるほうを選ぶかも。巻き込みたくないし巻き込まれたくもない
痛かったり苦しかったりするのは嫌だけど自分を自分で殺したい。知ってる人に殺されたい。
ただ迷惑にならない死に場所がなかなか見つからない
それこそ裕福だったら解決できるのかなあ
という、別のこじれ
せっかく生まれてきたのだから、好きな事を見つけて好きに暮らしていきたいものです。
全員をいいようには救えない、けど綺麗事は言える世界ではあってほしいと偽善者の私は思いつつ
不満や恨み、悪口を念仏のように呟いて、人がいないところで叫ぶだけでも少しは発散になりますね。

またレビューでも何でもないオナラを書いてしまいました。
玉露

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