ショタイト

空飛ぶタイヤのショタイトのレビュー・感想・評価

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)
3.0
原作は最高。キャスティングは「結局邦画のこういうところがダメなんだ」ってお手本のようは作品。もっとマトモなキャストでやれてれば、名作間違いなしなのになぁ。

長瀬に中小の社長は無理だよ...。カッコよすぎるし、綺麗すぎる。長瀬がカッコよすぎるせいで主人公に全く悲壮感が出ない。
ディーン・フジオカのサラリーマンも、もちろんキツい。

あと池井戸作品の映像化全般に言えるんだけど、ステレオタイプの大企業サラリーマン像どうにかならないの?極めて記号的というか。

右も左も七三分け。社内だろうが飲み会だろうが上着着用とか不自然すぎる。

ドラマ版の方がオススメかな。

池井戸潤が怒りを込めて執筆した本作は三菱自動車によるリコール隠しをベースに描かれているわけだけど、本件以降の2016年にも燃費データの偽造と隠蔽が発覚。なにも企業体質が変わってないことが露呈した。

本作をきっかけに普段ニュースで聞き流してしまうようなことを知るきっかけになればいいなと思う。
ショタイト

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